女性 60歳代 団体職員 | 北九州市の折園整骨院グループ
ご年齢 60歳代
性別 女性
ご職業 団体職員
自覚症状 右脚に神経痛、左肩の挙上制限
来院の動機
1週間以上前から右の臀部から右脚にかけて、坐骨神経痛の症状があり歩行に多少困難。
また、車の乗り降りの際に右脚に痛みを伴う。
7,8年前(H25ごろ)にヘルニアと診断。MRI検査を行い、ブロック注射を施している。
仕事上、座位での姿勢が多い。
左肩の挙上制限あり。
初期の症状
座位での姿勢多く、腰部~臀部にかけて負担が多く右脚にかけて神経痛あり。
車の乗り降り(腰部の屈曲伸展動作)で症状あり。
問診・検査時の状態
仕事上、長時間での座位姿勢が多く。腰椎の後弯傾向、骨盤の後傾がみられる。
右脚(右股関節)の回旋動作に制限、右脇腹に筋肉の張り、骨盤の回旋(右後傾・左前傾)
頚部(右後方)に圧痛⇒右膝屈曲位で圧痛減少。
ケンプテスト・SLRテストともに陰性。
治療内容・経過
初日は、ケンプテスト・SLRテスト陰性と判断し、仕事上で座位姿勢が多いため腰部から臀部の筋緊張による坐骨神経痛が出ていると思われる。
よって、全身の状態把握と筋肉の緊張度合いを診るため全身に手技療法を行い、特に腰部から臀部にかけて集中的に指圧を行いました。
腰椎5番の背骨よりの筋肉(棘筋)、右腰部付近(腰方形筋、腹横筋)、右臀部(殿筋、外旋筋)に目立った緊張がありました。
まずは、筋緊張の緩和を目的とした手技療法のみで経過を観察。
2回目の受診では、まだ右脚の痛み(神経痛)があり骨格(骨盤)へのアプローチも行った。
上記での検査時での身体の状態を踏まえて、全身の筋緊張(特に右腰部~右臀部)に対しての指圧、右骨盤への矯正を施した。
施術後、検査時での身体の状態に変化あり。骨盤の歪みはある程度改善がみられた。
左肩は挙上時に制限がかかり、痛みを伴う。
小胸筋、棘上筋を押圧しながら挙上すると制限なく挙上可能。
2つの筋肉を中心に肩関節周辺の筋肉に指圧療法を行ったところ、施術後は可動域も広がりました。
施術者のコメント
来院時はかなり症状からの痛みがみられ、辛い状態でした。
普段、座位での仕事が多いことから短期的な改善は難しいと思います。
が、負担のかかっている筋肉に余裕を持たせることが出来れば症状の緩和、再発防止にはできると考えています。
少しずつではありますが、症状改善のため患者様のお身体にはもちろん、日常生活にもしっかりと目を向けて患者様にとって最善な治療を提供できるように柔軟に対応してまいります。