来院の動機

スポーツジムと併設しているので、気になって来院。

初期の症状

仕事中、製品の生産・加工・運搬をおこなっていて作業の繰り返しにより腕に痛み、特に肘の外側が痛い。
物をつかんで持ち上げる。
ドアノブを捻る。
ペットボトルのキャップを回す。
タオルを絞る。
などの動作で痛みが強く出る。

問診・検査時の状態

痛みが発生してすぐの来院ではないので急性期ではない。安静時痛はない。
肘周辺を触診すると、疼痛・圧痛あり。腫脹はなし。
検査法として、トムゼンテスト、中指伸展テストを実施して陽性を確認。

以上のことから「上腕骨外側上顆炎」が疑われる。

治療内容・経過

治療法としては保存療法を選択。
患部の伸筋群、特に短橈側手根伸筋・総指伸筋にアプローチをした。
また患部の筋肉に対してのストレッチを実施。
疼痛は軽減したが、慢性的な痛みや症状を避けるため連続通院の指導。
また電器療法と併用して、超音波治療をおこない痛みの経過や症状の有無をみた。
連続通院後は時より痛みはでてくるものの、以前のような症状は感じず、通常の日常生活を送っている。
その後の治療法としては超音波治療は一旦やめて、施術と電器療法のみ施している。
仕事の連勤後や腕の使いすぎには注意を。と、伝えて定期的なケアのために現在も来院している。

施術者のコメント

痛みがでた時や連勤後に通院している。
上腕骨外側上顆炎は一般的にテニス肘と呼ばれていますが、一般の方でも容易に発生する症状なので、適切な治療をおこなえば再発防止にも繋がります。早期の治療が大事です。